2007年11月28日

いつも有利なドローの日本

昨日、「緩すぎる対戦相手」と言うコラムを書きましたが、実は4年前のW杯ドイツ大会の一次予選組み合わせ発表の際も、同じようなコラムを書いていたことを今晩思い出しましたのでついでにアップします。
内容が妙に似ていたので笑えました。


【いつも有利なドローの日本】 2003.12.8

12月6日、ついに2006年ドイツW杯のアジア予選一次リーグの組み合わせが決まった。
日本は、3組の第一シードとして入り、同組にはオマーン・インド・シンガポールが入った。この4カ国総当りで来年2月からホーム&アウェーで6試合の結果で一位になれば最終ラウンドに進む事が出来る。
この日本が対戦する3ヶ国の中で、最も強敵と思われるのは、やはり第2シードのオマーンだろう。アラビア半島のアラブ諸国によるガルフカップでは、目立った成績を残していないが、このアラブエリアの国との対戦は、遠方での酷暑の戦いでもあり非常に難しい。
このオマーンとは前回の予選(フランスW杯アジア予選)でも一次リーグであたり、アウェー(マスカット)で1−0、ホーム(国立)で1−1の結果で日本は無事に最終予選に進めたが、今回の予選ではその当時よりオマーンが力をつけている可能性もあり、決して油断できる相手ではないだろう。

しかし、この組み合わせ、総論的に言うとかなり日本にとっては恵まれているように思われる。
クウェート・カタール・イラクといった第2シードの強豪国を外し、北朝鮮・シリア・パレスチナ・キルギスと言った政情不安のある国も入っていない。
そして、アウェーでの移動が厳しい中央アジア(トルクメニスタン・タジキスタン)も外れている。
そして、2月から11月までのH&A方式でのリーグ戦は、中立地での短期集中開催に比べ、実力上位である日本にとってやり易いことは間違いない。
順調に勝ち点を重ねれば、後半は欧州組の選手がリーグ戦に集中させることが出来、U―23やU―20の若手選手に経験を積ませる事も可能となる。
決して油断してはいけないが、ここで苦戦をするようでは、ドイツに向けての足取りは覚束ないだろう。

しかし、つくづく感じることだが、日本が本格的に強化に乗り出した90年代以降、W杯・オリンピック等のアジア予選においては有利なドローになる事が多い。
フランス予選の一次・最終、シドニー五輪の一次・最終、アテネ五輪の最終予選等、偶然かも知れないが、いわゆる「死のグループ」に属した事は一度もないのである。
アジア予選はあくまでも本大会に出場することが第一の目的であるので、これは非常にありがたい傾向なのだが、逆に予選が厳しい程、メンタル面で鍛えられることは無いのも事実だ。

非常に贅沢な悩みだが、ヨーロッパの国は、ヨーロッパ予選の厳しさの積み重ねがあるからこそ強化出来るのであって、決して地理的にヨーロッパにあるだけでは強くなれないのは周知に事実である。
今回、アジア予選も一次・最終ともH&Aの長期リーグ戦となり、少なくとも強化の体裁は整えられた。
本当は日本がすんなりW杯出場することを最優先に考えたいが、「メキシコの青い空」・「ドーハの悲劇」・「ジョホールバルの歓喜」のような、後世語られるような『痺れる』試合の出現も、不謹慎ながら少しだけ期待したいと思う。
posted by 東山米鈍 at 23:56| Comment(2) | TrackBack(0) | エスパルス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
最初の予選ではどうなんですかね。結局はアジアの全体のレベルが低いと言う話では(笑)

私はJには外国人枠にアジアを外すべきだと思っています。

中国・タイ・ベトナム・シンガポール等には若い年代には才能溢れるいい選手が埋もれている様に思うのですが

受け入れ先が無いため芽が出ずに終わってしまっている様に思います。

アフリカ系の選手がヨーロッパへ行き活躍し本国の代表に還元している様な事が

特に東南アジアなどはいい結果をもたらすような気がしています。
Posted by 鬼退治 at 2007年11月29日 02:28
鬼退治さん
コメントありがとう。
実はドイツ大会のアジア一次予選の時に、私はインドやシンガポールとH&Aで試合することが、果たして日本の強化に繋がるのかな?と考えてしまいました、相手国のレベルがあまりにも低いので。
もちろん、こういった国とやる場合でも、しっかりした意図で試合に臨めば強化は図れますが、それがなかなか難しいことですよね。
今回の方式では、1・2次予選で弱小国が淘汰された為、そこそこの国(バーレーン・オマーン・タイ)とH&Aで試合をすることになりますので、その点は良いと思いました。しかし、もう少し相手に強さを求めたかったのが私の感想です。

>私はJには外国人枠にアジアを外すべきだと思っています。

これは今後検討すべき課題ですね。
東南アジアは問題ないと思いますが、韓国・中国・中東など、日本と同等のレベルの選手の大量流入の心配もあります。

Posted by 東山米純 at 2007年11月29日 23:43
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